大人気のライトニング関連サービスプラットフォームBreezが、弊社のオンデマンド型ノードホスティングサービスGreenlightを統合します。この新たな提携に非常にワクワクしています。
Breezは既にノンカストディアルウォレット、小売店向けPOSアプリ、独自のポッドキャストプレイヤーなどを提供しています。今回Greenlightを導入することで、新機能開発を加速し、プラットフォームとしての魅力が高まることが期待されます。
Greenlightのノンカストディアルなノードホスティングサービスを利用することで、Breezはアプリケーション毎に専用ノードを立てる必要性がなくなり、各ユースケースに最適なソリューションを構築することに集中できます。また、アプリケーションを横断して同一ノードをバックエンドに使用することで、アプリ毎に別ノードを運用する場合と比べて、ノードおよび複数ノードに分散する資金の管理が容易になります。同時に、GreenlightはBreezのLSP機能を統合することで、最先端技術が可能にする流動性と接続性をユーザーに提供することができます。
機能拡充、プライバシー向上、アクセシビリティ改善などGreenlightの開発を進めていく上で、弊社はライトニングの限界に共に挑戦するコミュニティパートナーを常に探しています。もしご興味がありましたら、Telegramチャンネルからぜひご連絡ください。
ライトニングアプリ開発者の支援
2021年にGreenlightをローンチした際に掲げた目標の1つは、ライトニングアプリ開発者からノード運用の負担を取り除くことでした。開発者、特にライトニングアプリ開発者はチャネルのモニタリングや流動性の管理ではなく、イノベーションを生み出すことに集中すべきとの考えからです(弊社では便利なチャネル管理ツールも提供していますが)。
Greenlightのユーザーは弊社が提供するシンプルなインターフェースを介してクラウド上で運用されるCore Lightningノードにアクセスします。ウォッチタワーの設定やバックアップの暗号化といったオペレーションは弊社が行うので、ユーザーは開発者としてライトニングアプリの構築(または利用者として送金)や、秘密鍵の安全管理に集中できます。
ノードに紐づく秘密鍵はユーザーのデバイス上にのみ存在し、弊社のサーバに保管したり、弊社がアクセスすることは決してありません。商品の購入、お気に入りのポッドキャスターへの投げ銭、P2P送金などGreenlightユーザーがライトニングネットワーク上で送受金する際には、ユーザーのデバイスに保管された秘密鍵を使ってリモートノードのトランザクションに署名します。
「過去3年間、Breezアプリを実験場としてライトニング経済圏におけるユーザー動向を研究してきました。POSやポッドキャストなどの新機能を付加することで、Breezをライトニングユーザーにとってスイスアーミーナイフのような万能アプリとすることを目指してきました。Greenlightを活用し、Breezを自己主権的かつスケーラブルなライトニングプラットフォームに発展させるべく、今後一層邁進してまいります。」— Roy Sheinfeld, Breez CEO
万能なノード実装を採用
Greenlightはモジュラー式で拡張性に優れたオープンソースのライトニングノード実装Core Lightningを使用しています。ノード運用に要するリソースが小さいことで、競合実装と比べて高効率、低コストを実現しました。
Greenlightの優位性はそれだけではありません。他にも:
- セキュリティ:Greenlightは100%ノンカストディアルです。ノードは弊社サーバで運用しますが、弊社社員がユーザーの資金にアクセスすることはできませんし、トランザクションも全てユーザーのデバイス上で内容を確認後に署名する流れです。
- 低コスト:Core Lightningが軽量である上、Greenlightは使用時以外はオフラインでよいため、余計なコストが発生しません。
- ノードは1人1台:フロントエンドアプリにノードが同梱されている場合とは異なり、Greenlightは1台のノードを複数のフロントエンドで利用できるため、オンチェーン手数料と資金管理の手間を削減できます。
- 簡単リカバリー:たとえ船の事故でスマホを失くしても、ビットコインを失うことはありません。弊社がデータベースとバックエンドを管理しているため、シードフレーズから新しいフロントエンドをセットアップするだけで資金を回収できます。
ライトニングアプリをレベルアップ
Greenlightは現在、一部のライトニング関連サービス事業者に限って提供していますが、今年の後半には一般公開を予定しています。Greenlightについての詳細や貴社サービスに活用する方法について知りたい方は、弊社チームまでメールにてご連絡ください。
また、Greenlightに関する最新情報を受け取るには、Core Lightningの公式Twitterアカウントをぜひフォローしてください。