Liquidフル・ノードのバイナリーとソースコードをリリースしました!P2P Liquidネットワークに誰でもフル・ノードを立ち上げ接続でき、ビットコインと同様に第3者への信用なしに自分自身でチェーンを検証することができます。今回のリリースに含まれるLiquidフル・ノードのliquidd
とliquid-cli
コマンド・ユーティリティ、また、完全なウォレットサポートを活用し利用者はL-BTCと他のLiquid資産を個人的に管理できるようになりました。
liquid-cli
を活用しLiquidネットワークと以下のように相互作用できます
- 資産発行
- Liquid発行資産の送・受信
- Liquid BTC(L-BTC)の送・受信
- Liquidチェーンに関するあらゆる情報の表示
また、利用者はビットコインには未だ搭載されていない機密性機能を利用できます。Confidential Transactionはトランザクションの額を隠すことでプライバシーを高めるテクノロジーです。プライバシーの向上と同時にConfidential Transactionの数学的理論を基にLiquidはオープンで自己検証可能なサイドチェーンとして開発されました。
機密資産(Confidential Asset) とはプライバシー向上機能の一つであり、取引資産の種類を取引とは関係の無い第三者には隠す機能です。Confidential Transactionと同様に数学的理論を基にトランザクションを資産の種類を確認せずパブリックに検証できます。
Liquidサービスを提供する取引所で利用してみては如何でしょうか。現時点ではThe Rock Tradingで利用できますが、これから多くの取引所で利用できるようになる予定です。Liquidウォレットを使う友達間でL-BTCを送ってみましょう。またLiquid上で発行された資産の取引手数料をL-BTCで払うこともできます。アドバンスド利用者の方はRPC APIを使いpeg-inした場合、セキュリティの理由からpeg-outはLiquid取引所のコールド・ウォレットでのみ可能ですのでご了承ください。
LiquidはBlockstreamのElementsと互換性を保ちながら作られたサイドチェーン開発が可能なブロックチェーン・プラットフォームです。Liquid技術、又は、Elementsに関してもう少し詳しく知りたいパワーユーザーとディベロッパーの方々がこちらのチュートリアルをご参考下さい。
コミュニティ・ディスカッションに参加したいかたは#sidechains-dev ウェブチャット、#sidechains-dev on freenode IRC、又はBitcoin Core Slackの#elementsチャンネルをご利用ください。ビットコイン・コア コミュニティSlackへの参加をご希望の方はこちらのリンクをご利用ください。
GreenAddressからのLiquidのGUIウォレットサポートはやTrezorによるLiquid資産のハードウェアサポートは近日リリースされる予定です。C#やMicrosoft .NETプログラミングの専門家の方は、 Nicolas Dorier氏 のNBitcoin プロジェクトを推薦します。こちらのプロジェクトもElementsとLiquidへのサポートを近々提供する予定です。