Ledger Nano SのLiquid Network対応によってLiquidアセットをより安全に保管できるようになりました。Androidデバイスを持つLiquidユーザーはBlockstream Greenを利用して主要なLiquidアセットをLedgerハードウェアウォレットから送受信することができます。
Ledger Liquidアプリの動作
オフラインストレージとマルチシグ二段階認証の組み合わせ
Blockstream GreenとLedger Nano Sの両方を使用してLiquidアセットを保管することで、オフラインストレージとマルチシグ二段階認証の両方のメリットを受けられます。
Blockstream Greenで通常通りビットコインやLiquidアセットを保管するときと同様、Ledger Nano Sと組み合わせる場合もLiquidアセットは2-of-2マルチシグアドレスに保管されます。2つのうち片方の鍵はNano Sの内部に保管され、USB経由でBlockstream Greenアプリに接続しているときにしかトランザクションに署名することができません。もう片方の鍵はBlockstream Greenのサーバー上に保管され、ユーザーによる二段階認証(Google AuthenticatorやEメールなど)が成功した際にのみトランザクションに署名します。
この構成はモバイルウォレット単体やハードウェアウォレット単体より優れたセキュリティを提供します。ウォレットから不正送金しようとする者はハードウェアウォレット本体を入手しPINコードを破らねばならない上、ユーザーの二段階認証手段も乗っ取る必要があります。また、たとえ攻撃者がハードウェアウォレットの24単語のリカバリーフレーズを入手したとしても、二段階認証を突破できなければユーザーの資金を窃取することができません。
対応アセットとハードウェアの拡大を予定
リリース時点ではLedger Nano S向けのLiquidアプリは暗号資産トレーダーが入手できる以下のものを含む主要なLiquidアセットに対応します:Liquid Bitcoin (L-BTC)、Tether USDt、Liquid CAD (L-CAD)、およびBTSE Token。対応するLiquidアセットの一覧はこちらから確認することができます。今後もLedgerとの協力を通して、新しい主要なLiquidアセットが発行されるとともに対応を予定しています。
また、今後数ヶ月にかけて、Ledgerや他のハードウェアウォレットメーカーと協力して他の人気機種にもLiquid対応を拡大していきます―まずはiOS対応を最優先に取り組んでいます!
使用方法
既にLedger Nano SとAndroidデバイスを所有している場合は、リニューアルされたBlockstream Greenセットアップガイドをご覧下さい。まだLedger Nano Sをお持ちでない場合は、 Blockstreamロゴ入りのカスタムモデルがBlockstream Storeからご購入いただけます。
また、Blockstream GreenのAndroid版およびiOS版でビットコインを保管したい場合、多くのハードウェアウォレットがご利用できます。 最新の対応状況に関しては対応ハードウェアウォレット一覧表をご覧ください。