私達は、宇宙空間からビットコインブロックチェーンとユーザーAPIデータをブロードキャストするサービス、Blockstream SatelliteとのgoTennaのインテグレーションを発表できることに興奮しています。この新しいインテグレーションは、ユーザーがフルノードからのビットコイントランザクションをローカルのメッシュネットワークを通じ共有するものであり、各コミュニティがネットワーク中断の間もトランザクションを行える分散型のソリューションを可能にします。
Blockchain SatelliteとgoTennaのテクノロジーを組み合わせることで、ビットコインのユーザーは次を含むいくつかの恩恵を得られますー
代替のトランザクションチャネル
従来のインターネットのインフラは停電の原因となる事故や自然災害に対して脆弱であり、ビットコインユーザーやマーチャントが支払いの送金や入金の確認を行えない場合があります。代替のトランザクションチャネルがあることは、ビットコインネットワークが中断に対しより弾力性を持つことを意味します。
もっとプライベートトランザクションを
サテライトTVディッシュ(受信アンテナ)の普及のおかげで、ユーザーはBlockstream Satelliteを通じてインターネットにパケットを送信する必要なく、表立たずにビットコインデータを受信してフルノードを運用することができます。今、goTennaのインテグレーションによって、ネットワークをコントロールする単一の集中型のエンティティが存在しないため、ユーザーはピア・ツー・ピアでトランザクションを共有、メッシュネットワークが本来持つ機密性を利用できるようになりました。
Satellite APIのデータを拡張
Satellite APIはユーザーがビットコイン建てで支払ってBlockchain Satelliteネットワーク経由で全世界的にメッセージまたはデータをブロードキャストすることを可能にします。今回のgoTennaのインテグレーションにより、Blockchain Satelliteハードウェアを持たないユーザーでも依然としてSatellite APIのデータを彼らのgoTennaデバイスを使用して受信、リレーすることができます。メッシュネットワーキングを利用することによって、より多くの人々が連絡を保ち、情報を受け取り、互いにビットコインを支払うことが可能です。
自然災害や事故やその他の原因によってインターネットから切断された人々であっても、goTennasのメッシュネットワークに接続されたBlockstream Satelliteデバイス経由で、暗号化されたデータや家族からのメッセージ、その他のタイプの潜在的に重要な情報を受信することができます。
仕組み
goTennaのハードウェアは、goTennaの分散型アプリケーション(Dapp)エンジニア、リチャード・マイヤーズが書いたtxtenna-pythonスクリプトを通じてローカルのビットコインノードと通信します。 txtenna-pythonを用いることで、ユーザーはSDKトークンを取得し、goTennaメッシュハードウェアを自身のコンピューターに接続して次を行うことができますー
- 自身のオフラインフルノードからビットコイントランザクションをブロードキャスト
- Blockstream Satellite経由で受信したSatellite APIデータをリレー
- 受け取ったトランザクションをビットコインP2Pネットワークにリレー(インターネットに接続している場合)
始め方
ビットコイントランザクションとSatellite APIデータをあなたの居る地域にリレーし始めるには、goTennaメッシュデバイスとBlockchain Satelliteレシーバーが必要です。
goTennaデバイスを設定するには、こちらにあるtxtenna-python のドキュメンテーションに従ってください。Blockstream Satelliteレシーバーを設置するには、ドキュメンテーションがこちらにあり、動画チュートリアルはこちらで、アメリカ大陸のカバーエリア向けのパーツのリストはこちらで見つけることができます。