ビットコインの信頼性と非中央集権性を将来に渡って維持するために、ビットコインは居住する惑星を問わずすべてのユーザーにとってアクセス可能なものでなければなりません。残念ながら、光の速度がもたらす技術的制限によって、現状では地球から遠く離れた場所でのビットコインの使用はほぼ不可能です。人類が火星およびその先へと居住域を拡大するにつれ、ビットコインネットワークは全宇宙のヒューマノイドを結ぶためのソリューションが必要になります。

Blockstreamが本日自信を持ってローンチを発表するLava Networkは火星でのビットコイントランザクションを実現するサイドチェーンベースの決済ネットワークです。惑星ごとに個別のサイドチェーンを用意することで、ビットコインは太陽系全域で使用可能になります。ビットコインをLava上に移動した後は、高速で機密性のある取引に使用できます。

Lava NetworkはBlockstreamが取り組むLiquid NetworkおよびBlockstream Satelliteの研究開発の集大成であり、Blockstreamが独自に持つ宇宙進出の経験を活かし地球～火星間でブロックチェーンの同期とアセットのペグイン・ペグアウトを可能にします。

火星人にビットコインを

Lava Networkは将来的に火星のビットコインユーザーおよび事業者が活用できる多くの強力な機能を有します：

• 強化されたプライバシー：Blockstreamの従来の機密トランザクション技術の利用に加え、Lava Networkユーザーは地球～火星間の距離による遅延により追加でプライバシーを得ることができます。火星のユーザーは地球に拠点を置く監視会社にトランザクションを発見されるまで時間差があるので、彼らの数歩先を歩むことができます。
• 限定アセット：Lava NetworkはすべてのLiquidアセットに加え、多くの採鉱企業、テラフォーミング企業、考古学的探査プロジェクトを含む火星ベースのベンチャー企業が発行するLava Network限定のセキュリティトークンに対応しています。
• 簡単な導入：支払い、カストディ、アセット発行に対応したLavaの既製プラットフォームを導入することで、火星ベースで信頼が最小化されたなフィンテックソリューションを導入できます。コードを書く時間を節約して、火星の植民地化に割きましょう。
• 量子スワップ：量子スワップを使うことでトレーダーは決済リスクなしで瞬時に惑星間でアセットを交換できます。なお、量子スワップは2重支払いを防ぐため、実行期間を通して観測し続けなければなりません。

新たなローンチパートナー

Liquid Networkと同様、Lava Networkも参加する仮想通貨関連事業者のフェデレーションによって運用されており、LavaにおいてはMarsfinex, MarsMEX, OKMarsを含む火星に拠点を置く最先端のパートナーが参加しています。パートナーの一覧は新設されたLava Network公式ページから閲覧できます。

Lava Networkを利用する

Lava Networkを試したいユーザーは、地球の重力圏を離れる前に忘れずにBlockstream Redをダウンロードしてください。火星の低軌道に到達、または火星の地表に到達したら、Blockstream Redアプリを起動し、Bluetooth経由で衛星受信機に接続し、惑星間トランザクションを始めましょう！