先週、ビットコインアーティストとして有名な”Cryptograffiti“氏が”マイクロ・アート”のオークションを主催しました。今回のオークションの目的は、歴史上一番小さな芸術品を売ることに加え、一番安い価格で取引することでありました。
Cryptograffiti氏はBlockstreamのメンバーである”Grubles“氏とのコラボレーションで0.00000000001ビットコイン(なんと1ミリサトシ‼️)の送金ができるライトニング・ネットワークでのペイメントをサポートするBlockstreamのc-lightningを活用しました。
最終的には、総額0.00182252ビットコインに上る77つの入札がありました。オークションを勝ち取ったのは@BTC_Spot氏で、最初に1ミリサトシ(約$0.000000037!)の入札に成功しました。
オークション形式のイベントの主催の為に、Blockstreamがサービスしている二つのコンポーネントが活用され、入札の為のフロントエンド・ウェブサイトが開発されました:
ライトニング・ペイメント・インボイスの生成の為にHTTP REST APIを提供するLightning Chargeが活用されました。イベントの為に修正されたNanotipインスタンスは軽いフロントエンドを提供する為に使われ、参加者が素早く入札することができました。
ライトニングのお陰でこのようなミクロペイメントが可能になりました。今回の”最小入札”のような概念は実際のビジネスには実用性があまり無いと思いますが、ミクロペイメントが可能になることによってどのような新しいオンライン・コンテンツが生まれるか期待感が膨らされます。
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